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近年の食卓には、皿・茶碗・ナイフ・フォーク等様々な食器が並びます。当然の事ですが、大昔にはそんな食器はありませんでした。私たちの祖先はナイフやフォークを使ってマンモスの肉を食べていたわけではないのです。食器は長い年月をかけて徐々に変化をしてきたのです。今から1万6000年以上昔の旧石器時代にはまだ土器がつくられていなかったので、石や植物の葉を食器として使っていたと思われます。日本で食器と呼べるものが造られ創めたのは縄文時代に入って土器がつくられる様になってからです。
土器は食器としてではなく、主に食物の貯蔵や煮炊きに使用されていました。盛り付けるための器の出現はこれよりずっと後のことです。
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